壁面のタイル一枚一枚をテストハンマー(打診棒)で叩き、その音を聞き分けてタイルの剥離の有無を判断します。
通常この検査は新築や改築工事などの工事期間中に、タイルが適正に施工をされているかどうかをチェックするためにも行われていますが、年数を経た建物の外壁タイルの診断にも大変有効な方法です。
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RESEARCH
調査・引張試験・超高圧水洗浄
外壁打音調査
打音調査技術者による打音検査
打診棒
タイル面を叩き、その音を聞き分けてタイルの剥離の有無を判断します。
豊富な経験と熟練した技術で、慎重にチェックしていきます。
接着力検査
建築施工管理技士による接着力検査
壁面の任意に選定したタイル表面に専用アタッチメントを取付け、そのアタッチメントに装着した接着力試験機の荷重を増していき、破断した値(N/c㎡)や破断状況を詳細に確認することで、タイル壁面の健全度を判断します。
(接着力試験機:建研式接着力試験機、日本建築仕上学会認定接着力試験機)
通常この検査は新築や改築工事などの工事期間中に、タイルが適正に施工をされているかどうかをチェックするために行われていますが、年数を経た建物の外壁タイルの健全度の確認にも大変有効な方法です。
【注1】この検査は有償となります。 詳しくはメールにてお問合せ下さい。
【注2】この検査は、タイル張り壁面100㎡(10m×10m)当りにつき1箇所実施するのが効果的ですが、ご相談頂ければご都合に合わせます。
【注3】検査実施の際は、検査後その周囲も含めタイルを復旧させるために、同一のタイルが一箇所あたり5~6枚程度必要となります。予め補修用タイルの有無をご確認下さい。補修用タイルがない場合は、復元焼成タイルでの対応が可能ですのでご相談ください
超高圧水洗浄法
超高圧水洗浄法
コンクリート表面へのモルタルの付着性を高め剥離を防止するため、吐出圧約150Mpa程度(最大吐出圧200Mpa)の超高圧水でコンクリート表面に引っ掻き傷状の目あらしを行う処理方法です。
弊社では機械2台を所有し、処理作業のみでもお請け致しますので、お気軽にご相談下さい。
【施工にあたっての留意点】
①サッシ等の付帯物を傷つけないよう、それらの取付前に行います。
②削り取られた水と混ざったコンクリート屑で汚れるため、下方に対して適切な養生をする必要があります。
③危険作業のため、作業範囲への“立ち入り禁止”処置が必要です。
④ホースが届く範囲が100mなので、その範囲に機械(超高圧水発生器、発電機、コンプレッサー)を積んだトラック(2t車)の駐車スペースが必要です。
タイル剥落防止策
タイル張り面は、外気の温度変化や躯体コンクリート等の乾燥収縮の影響を受け、各接着界面にせん断応力が発生します。
このせん断力がタイルの接着力を上回った場合、或いはせん断力が繰り返し働いて接着界面を疲労させ接着力が低下した場合に、タイル張り面に膨れやはく離などの不具合が発生します。
タイル張り面の剥離等の不具合を防止する方策としては、躯体コンクリート面に接着性を向上させるための処理をする事が重要であり、超高圧水洗浄法による処理が大変有効な方法です。
超高圧水洗浄で躯体コンクリート表面に引っ掻き傷状の目荒らしをすることにより、コンクリートとモルタルの接着性の大幅な向上を図ることができます。そのため、処理をした界面がせん断力の影響を受け難くなり、剥離を防止します。